「お家のシンボルになる木にはどのようなものを植えれば良いか」
「ご自宅の環境に合う植木にはどのようなものがあるか」
「縁起が良い植木にはどのようなものがあるのか」 など
お庭にこれから樹木を植えたいとお考えの方は何を植えたらよいか悩まれることでしょう。
お庭や玄関に近い門などに美しいグリーンを配置すると、家の外観を引き立たせてくれます。
この記事では日本の庭木に適した、シンボルツリーにオススメの樹木を紹介します。
それぞれ樹木の特性を知り、お庭に合った植木を選ぶ参考になれば幸いです。
シンボルツリーは家の顔
シンボルツリーとは住まいの象徴、つまりは家の顔とも言える樹木のことを指します。
特にこの樹木を植えなければならない、といった決まりはありません。
基本的には樹形や葉の色など、お好みで選ぶと良いのですが、選び方や植え方次第では家の印象ががらりと変わるため慎重に選んだ方が無難と言えるでしょう。
シンボルツリーを選ぶ際にはバランスが重要
シンボルツリーを決める際には家や他の樹木との全体のバランスを考慮しましょう。
ポイント①:高さを知る
シンボルツリーを選ぶ際には建物や外構の高さを基準にして植える樹木の高さを決めます。
樹木には3m以上になる高木と人の身長程度までの高さにとどまる低木があります。
シンボルツリーと建物や外構だけでなく、サブツリーとのバランスをとるためにも高さは非常に重要なポイントです。
その他にも建物の側面に植えるサイドツリーや目隠しの目的で植えるブラインドツリー、シンボルツリーを引き立てる灌木などがあります。
高さの異なる樹木をバランスよく組み合わせることで、より美しく自然なお庭に仕上げることができます。
ポイント②:落葉樹か常緑樹
広葉樹には1年中葉が付いている常緑樹と秋に葉を落とし、春にまた新芽を出す落葉樹があります。
目隠しの目的で樹木を植えたい方には常緑樹をオススメします。
落葉樹は落ち葉の掃除をする必要がありますが、季節感が感じられるので人気があります。
また花を楽しみたいという方も花を咲かせる品種が多い落葉樹がオススメです。
ポイント③:目的別
シンボルツリーを決めるに当たり、植木を植える目的も重要になってきます。
さきほど少し述べたように家の中を見えないようにしたいという目隠しでの植木の導入なのか、もしくは季節の花や果実を楽しむのが目的であるのかなどによって選ぶ樹木は大きく変わります。
ポイント④:管理のしやすさ
樹木の種類によっては成長が早いものとゆっくりのものがあります。
成長が早い種類を選べば、それだけメンテナンスの頻度は多くなります。
例えば、落葉樹を植えた場合、寒くなってくる頃には落ち葉の掃除が必須です。
メンテナンスが少なくてすむものが良い方は、成長が比較的ゆっくりであまり形が広がらない種類を選ぶと良いでしょう。
では次に常緑樹と落葉樹にはどのようなものがあるのか紹介します。
あなたの目的に合った樹木を見つける参考になれば幸いです。
1年中緑の葉をつけている常緑樹
常緑樹は1年中葉をつけているので、外からの視界を遮りたい場合に適しています。
オリーブ
シルバー味のかかった細長い葉がおしゃれなオリーブは、明るく爽やかな印象を持ち、お庭や玄関におすすめの樹木です。
特に洋風の建物との相性が抜群。さらに花や果実を楽しむこのができるのもオリーブの魅力です。
「平和」「家庭円満」「夫婦円満」を象徴とし、縁起の良い木ともされています。
成長は比較的ゆっくりで、乾燥や寒さにも強いためお手入れが少なくシンボルツリーによく選ばれています。
高木なので最終樹高は10mほどまで大きくなります。
シマトネリコ
シマトネリコはまっすぐに伸びる華奢な枝に、綺麗なグリーンの小さい葉を茂らせる清涼感のある樹木です。
密度の高い葉での目隠しに最適の庭木で、4〜5月頃には白く小さな花も鑑賞できます。
風水上、白い花を咲かせるシマトネリコは浄化の効果があるとされ、家族運や健康運アップが期待できるそうです。
新緑が非常に美しい樹木ですが、成長が盛んなので樹形を維持するために定期的なメンテナンスが必要になります。
高木なので放置すると10mほどまで大きくなります。
常緑ヤマボウシ
花と果実を楽しむことができるものに常緑ヤマボウシがあります。
葉に大きな特徴はありませんが、白~ピンクのハナミズキに似た花がとても可愛らしく、紅葉も楽しむことができるので四季の移ろいを感じたい方にはオススメの樹木です。
またボリュームも出やすい庭木で目隠しに適しています。
葉の形が僧侶が頭巾をかぶっているように見えることから縁起がいいとされています。
常緑ヤマボウシの成長速度は比較的早く、また横に広がりやすいので定期的なメンテナンスが必要になります。
常緑ヤマボウシは通常のヤマボウシとは異なり、小高木で3~5mほどの大きさのものが多く出回っています。
ソヨゴ
厚めで光沢のある葉と赤い実が特徴的なソヨゴは、初夏には小さな白い花も鑑賞できます。
ソヨゴは耐陰性があるため日陰でもよく育ち、害虫も付きにくく、成長速度も比較的ゆっくりであるため、メンテナンスが少なくて済むのも魅力の一つ。
和・風、どちらの建物にも合う爽やかなソヨゴは、シンボルツリーに人気の樹木です。
風水では魔除けの効果があるとされているそうです。
小高木で最終樹高は5~10mほど。
ハイノキ
明るめのグリーンの小さな葉が爽やかな印象のハイノキは、春になると白く小さな花を咲かせます。
縦に伸び、横に広がりにくいため小さなスペースでも管理できます。
また、成長速度がゆっくりで半木陰でも育てられるのも管理がしやすく人気のポイントです。
ハイノキは「誕生花」「明るい日常」「寿」というポジティブな花言葉を持つため、記念樹として選ばれる方が多くいらっしゃいます。
小高木で最終樹高は4~10mほど。
ココスヤシ
南国の雰囲気やドライガーデンが好きな方にオススメのココスヤシ。
1本あるだけで一気に南国の雰囲気に。
ココスヤシはヤシ科の中でも特に寒さに強く、大きさも小ぶりなので、お庭に最適。
そして見た目とは反して、病害虫に強く、乾燥にも強いので手間もかかりません。
成長速度もかなり遅いので、いったん植えてしまえば今後のスペースを考慮する必要は無いでしょう。
花言葉は「勝利」「成功」と縁起も良く、ロックでオシャレなお庭に非常に人気の樹木です。
ココスヤシの樹高は、日本の気候においては5m前後でとどまります。
ゲッケイジュ
別名ローリエと呼ばれ、料理にも使用されるゲッケイジュ。
シンプルながらもしっかりとした葉と白~黄色の小さな花が可愛らしい樹木です。
ゲッケイジュの成長速度は速く、定期的なメンテナンスが必要になりますが、横方向には広がりにくいので、スペースは小さくても育てることができます。
風水上、ゲッケイジュは気の流れを良くするとされているので、家の気を良くし運気を上げてくれることでしょう。
ゲッケイジュは高木で、最終樹高は5~10mほどになります。
キンモクセイ
甘い香りのする黄色~オレンジの小花が特徴のキンモクセイ。
秋になると芳香が広範囲に広がり、季節の移ろいを感じさせてくれます。
葉の密度が高く、病気にも強いため、生け垣や目隠しに人気の樹木です。
それほど手をかけなくてもきれいな形で育ってくれるため、剪定も頻繁に行う必要がなく、管理がしやすいのも魅力です。
キンモクセイは小高木で5~8mの高さにとどまります。
モッコク
「庭木の王様」と呼ばれ、古くから庭木によく使用されるモッコクはツヤツヤの葉と風格ある樹形が特徴です。
新芽は赤くなりやすいという特徴があり、初夏には小さな白く甘い香りのする花を咲かせ、赤い実がなります。
モッコクの成長速度はゆっくりで樹形を整えやすいことから庭木として定着しました。
寺社にもよく植えられていますが、洋風の建物ともよく合う仕立てが可能で、和・洋どちらにも向いている樹木です。
モッコクの名前には「金を持ち込む木」という由来があり、正月のしめ飾りにも使用されるほど縁起の良い植木です。
モッコクは6mほどのものが多いですが、高木で最終樹高は15mにもなります。
やまもも
細長く光沢のある葉とまん丸の赤い実が特徴のやまもも。
大きめの葉が生い茂る様子は存在感があり、成長が旺盛なので定期的なメンテナンスが必要になります。
広めのスペースに植えるシンボルツリーには重厚感のあるヤマモモは向いています。
また葉が茂る様子から、一家の繁栄や経済的な成長を象徴するとされている縁起の良い樹木です。
やまももは高木で最終樹高は20~25m程度。
秋に落葉し、春に新葉をつける落葉樹
落葉樹は、紅葉や葉が落ちることで季節の移ろいが感じられ、冬には葉が落ちるので暖かい日差しが部屋に差し込み暖かな空間をデザインできます。
エゴノキ
自然美が感じられる樹形と枝から吊り下げるように咲くたくさんの白い花が特徴のエゴノキ。
日本全国に自生しており、非常に育てやすい庭木です。
綺麗なグリーンの葉と滴るような花はナチュラルな建物に非常によくなじみます。
エゴノキの成長速度は速く、定期的なメンテナンスが必要です。
風水ではエゴノキは「喜びと感情の解放」を意味するとし、縁起が良い樹木とされています。
エゴノキは自生しているもので10mもの高さになりますが、庭で管理する場合、多くが4~5mにとどまります。
かりん
ボケに似た花と冬の庭に彩を与える実、さらには紅葉が美しいかりんは古くから庭木として愛されてきました。
短枝に花芽をつけるという性質があるため、定期的な剪定が必要にります。
風水では、経済的な繁栄を引き寄せるとされ、縁起の良い庭木です。
お酒やジュースに使用するシロップをつくって楽しむことができるので、家族で収穫の楽しみを味わうことができます。
かりんは高木で、5~10mほどまで大きくなります。
こぶし
春先に咲かせる大きく純白の花からはいい香りが漂うこぶし。
耐寒性・耐暑性があり、丈夫で育てやすくその美しい外観から、公園や街路樹にもよく植えられています。
実の形が、握りこぶしのように見えることから「幸せをつかむ縁起木」とされています。
成長速度は遅いですが、メンテナンスの際には新芽が出る時期を考慮して行うようにしましょう。
こぶしは自生するもので20mにもなる高木です。
アオダモ
白っぽい幹と綺麗なグリーンの葉、スタイリッシュな樹形がオシャレなアオダモは、和・洋どちらの建物にもよく合います。。
春になると房状に白い花が咲き、秋には赤や黄色の紅葉を観賞することができます。
アオダモは耐寒性があり、乾燥にも強く、剪定が少なくても樹形が崩れにくいため、管理が簡単な樹木です。
成長速度もゆっくりで病害虫の被害も少ないため、メンテナンスも少なく済みます。
花言葉は「幸福な日々」「未来への憧れ」。
アオダモは葉の間に小さな花を咲かせることから、「吉事」があるとされ、縁起が良い木の一つです。
アオダモの最終樹高は10~15mとされていますが、お庭で管理する場合には3~5m程度にとどまります。
モミジ
紅葉と言えばモミジ、手のひらのような葉は新緑の時期でも美しく、お庭を美しく彩ります。
モミジは成長が早いことが有名で、美しい樹形を保つためには定期的なメンテナンスが必要になります。
凜とした雰囲気のあるモミジは、風水でも調和や気の流れを良くする効果があるとされ、縁起がいいと言われています。
一般的にモミジと呼ばれる「イロハモミジ」は樹高5m前後のものが多くなっています。
サルスベリ(百日紅)
枝先に咲く濃い紅色のフリルのような花がとても鮮やかなサルスベリ。
百日紅とあるように他の樹木に比べると開花期間が7〜10月(約100日間)と長く、盛夏から残暑にかけてお庭をきれいな紅色に彩ってくれます。
秋になり、葉が落ちた後も、ツヤツヤの樹皮で覆われた幹を鑑賞でき、季節ごとに違う姿が見られる樹木です。
サルスベリは高木で2~10mほどまで大きくなります。
シャラの木
シャラの木は別名ナツツバキとも呼ばれ、ツバキに似た乳白色の美しい花を咲かせます。
秋には紅葉を楽しむこともでき、四季折々の表情を鑑賞できます。
サルスベリと同様、シャラの木の幹肌もツヤツヤと美しい樹皮を覆っており、冬でも見ごたえのある景色です。
シャラの木の成長速度は1年に15cm程度と比較的ゆっくりで、お庭での管理では樹高5m程度にとどまるので、手間がかからず育てやすい樹木です。
ジューンベリー
6月頃に赤~紫色をしたブルーベリーに似た形の実をつけるジューンベリー。
その花も美しく、細長く白い花弁が鈴なりに開く姿は可憐です。
果実はジャムや果実酒など食用として収穫することができるのも魅力です。
成長速度は普通で、毛虫が付きにくいことから管理のしやすい樹木になります。
高木なので最終樹高は5m程度にまで成長します。
ハナミズキ
白~ピンク、赤色の花がとても美しいハナミズキは日本の気候に合い、育てやすいと古くから庭木としてよく植えられてきました。
ハナミズキは枝がすいているため、涼しげな風情があり、秋には紅葉も楽しめます。
「永続性」という花言葉を持ち、縁起がいいとされており、記念樹としての人気も高い樹木です。
最終樹高は5~10mほど。
成長速度はゆっくりで自然に樹形が整うので、メンテナンスが少なく管理しやすい樹木です。
ツリバナ
枝先に垂れるように咲く白~ピンクの花と赤い果実が個性的なツリバナ。
新緑も風にそよぐ姿は涼しげで風情があります。
耐寒性・耐暑性があり、強い庭木ですが、乾燥には弱いので水だけ切らさないようにしてあげましょう。
ツリバナの成長速度はゆっくりで、病害虫にも強いので管理がしやすい樹木です。
樹高も3m前後と、小さめになっており、メンテナンスしやすいです。
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