(大阪・造園会社)植木の剪定と伐採では目的が違う?!

最近ではご自宅以外に公共施設やマンション、会社などで植木を導入されているところは少なくないでしょう。

植木を一度導入すると必要となってくるのが剪定などの維持管理。

グリーンが鬱蒼としてくるとそろそろ伐採が必要かな?などとお考えになりますよね。

そんなとき植木の維持管理の用語で剪定や伐採といった似たような言葉が思いつきませんか。

そして「いったい現時点ではどちらを頼めばよいのだろうか」、そもそも「剪定と伐採の違いは何だろうか」とふと疑問に思うかもしれません。

実はしているこの剪定と伐採という語句、実は植木を管理するうえでの目的が異なってきます

今回は剪定と伐採について、その目的と方法、さらに実施するタイミングや費用についても併せて解説します。


剪定

剪定とは木の枝葉を切って量を減らすことを指します。

さらに剪定には不要な枝葉を透く軽剪定と太い枝をカットする強い剪定に分けられ、目的に応じて選択されます。


目的

剪定の主な目的は植木の健康と外観を美しく、さらに周辺環境の安心・安全を保つことにあります。

細かく分けると剪定の役割には以下のような事項が挙げられます。


・樹形を整える

・成長を促進する

・日照不足の解消

・病原虫の発生予防

・ボリュームを減らす


上記からわかるように、剪定は植木を残すことが前提となります。


方法

剪定は細かな枝や葉を切り落とすことで樹木の形を整える方法になります。

剪定の手法はたくさんありますが、主なものに密になっている部分を透く透かし剪定や枝を途中で切る切り戻し剪定刈込みなどの方法があります。


タイミング

剪定のタイミングは目的によって異なります。

成長を促すための強剪定は冬場に行われますが、樹木の外観や健康を保持するための軽剪定は夏場に行われることが多くなっています。

しかし、上記の期間のみに捕らわれず、定期的に剪定をすることでより植物の健康を維持することができるでしょう。

その際の注意点としては、真夏の暑すぎる時期や反対に真冬の寒さの厳しい時期は避けること。

植物にとって厳しい環境である時期に剪定を行うと、ストレスが大きくなり植物が枯れてしまうことがあります。


景観を整えたり、樹木の健康を保ちたい場合には、定期的な剪定が有効ですが、植物の成長期や休眠期を知ったうえで行うことで、樹木に負担をかけず、なおかつ効果的に管理することができるでしょう。


費用

剪定に係る費用は、樹木の大きさや剪定する枝の量はもちろんのこと、作業するスペースなど作業のしやすさによっても大きく異なります。

一般的には剪定の費用は伐採に比べると低くなることが多いですが、大型の木になれば時間や手間がかかり、その分金額も高くなります。

さらに剪定する枝の量や密度も費用を決める要因の一つで、密集する枝葉を剪定する場合には細かい作業となるため、時間を要し費用が上がる傾向にあります。

そして剪定を行う時期や季節もまた、費用に関与します。

樹木の成長期や休眠期に剪定を行う場合は、木への負担が少なくスムーズに作業を行うことができるため、比較的費用を抑えられます。

その一方で、緊急性の高い剪定や、依頼が集中する特定の時期は費用が高くなる場合があります。


このように剪定費用には、樹木の状態や作業する環境、作業の難易度、さらには季節的な要因も関係してくるので、なるべく費用を抑えるためには事前の計画が重要になってきます。


伐採

伐採とは、不要な樹木を切り倒すことを指し、主に林業などで使用されます。

さらに伐採は木の根元から切ることと定義されており、一般的な木を切るという行為とは区別されています。


目的 

伐採の目的は環境整備が主要で、詳細につきましては以下に記す通りです。


・土地(道路・建物)の整備・活用

・自然環境の保護


上記のように道路や建物、自然環境に悪影響を及ぼす可能性がある際に行われるのが伐採であり、剪定と違って樹木は完全に取り除かれることになります


また樹木の生命が朽ちたり、病気にかかってしまった場合にも伐採が適応となり根元から切り落とされます。

さらに台風の通り道や風が強いなどの自然災害が多い地域では、被害が大きくならないように伐採を行うところもあります。


方法

伐採は根元から木を1本まるごと切り倒すことであり、間伐除伐主伐択伐皆伐といった5種類の方法があります。


間伐:日光が木の枝葉全体に当たるように木と木の間をあけること

除伐:効率よく木を成長させるために余分な木を取り除くこと

主伐:木材として利用することを目的として切ること

択伐:木材として利用するために局所的に伐採をすること

皆伐:木材として利用するために育てたすべての木を切ること


タイミング

伐採の場合は樹木の成長に関係なく切り落としてしまうため、時期などを考慮する必要はありません。

大きくなりすぎた樹木が周囲の建物やインフラに悪影響を与えたり、倒木の危険がある場合などには伐採する必要があります。

また森林において急な伐採は生態系に影響を及ぼすだけでなく、土壌侵食や洪水、地滑りといった災害を引き起こす可能性があるので計画性のあるタイミングで行うことが重要になります。

環境破壊を起こさないためにも伐採を行う際には事前の計画を綿密立てるのが安心でしょう。


費用

伐採は木を丸ごと切り落とすため一般的には剪定よりも高くなる傾向にあります。

特に大規模な伐採や都市部の伐採では、専門的な技術や重機が必要となり、また安全の確保も必要となるため、費用がかさむことがあります。


どのように選択すべきか

伐採か剪定のどちらを依頼すればよいかは目的によって決まるということがわかりました。

倒木や病気のなど樹木を完全に切り落としてしまう場合には伐採を。

これからも育てていく樹木に対する健康や外観の管理の場合には剪定を選ぶと良いでしょう。

どちらか判断しにくい場合、例えば、樹木が建物や電線に差し掛かっている場合。

少しの干渉であれば剪定で済みますが、電柱や建物を大きく浸食しているなどの場合には伐採を行った方が安全かもしれません。

また安全性ももちろん重要ですが、景観も考慮する必要があります。

そのためこのような場合には、一度専門家に相談してみるのが最善と言えるでしょう。

専門家と相談のもと、樹木の健康状態や周辺環境をしっかりと考慮し、伐採や剪定のどちらが適しているかを慎重に判断する必要があります。


大阪の植木の剪定・伐採のご依頼は満湧園まで!

満湧園は大阪市平野区を拠点に大阪、神戸市、京都市、奈良市、和歌山市で植栽管理、造園工事、植物販売を手掛けています。マンション、法人の外構植栽、戸建てのお庭まで、庭木や花壇などの植栽管理を行っています。定期的な剪定や施肥、病害虫の防除など、植物の健全な成長をサポートいたします。また、庭木の伐採や植替などのご相談にも対応しております。株式会社満湧園は、お客様の満足を第一に考え、常に高品質なサービスを提供しています。植栽管理をお考えの方は、ぜひ一度お問い合わせください。