犬・猫などのペットには有害!?安全な観葉植物8選と安心対策

観葉植物はインテリアとしてお家の中にグリーンを取り入れる素晴らしい方法ですが、ペットを飼っている方にとっては、その選択肢が限られてしまうことがあります。

お部屋の中を自由に行き来する犬や猫がいる家庭では特に注意が必要です

もし知らずに有害な植物を飾っていると、ペットが誤って食べてしまった際には健康に悪影響を及ぼしかねません

そこで、今回は犬や猫などのペットにも優しく、安心して部屋に置ける観葉植物を8種ご紹介します。

また安全な品種が多いため、「これもいけるかも?」と誤った判断に至らないために、ペットにとって有害となり得る観葉植物も併せて解説します。


ペットにとって有害となる物質・観葉植物

観葉植物に含まれる成分には時にペットにとって有毒となるものがあります。


有害物質:シュウ酸カルシウム

症状:皮膚や粘膜の炎症を引き起こす

例)ポトス・モンステラ・スパティフィラム・アンスリウム

  フィロデンドロン・セローム・クワズイモ

  ディフェンバキアなどのサトイモ科の植物

 

有害物質:アルカロイド化合物

症状:呼吸麻痺を引き起こす

例)ナス科(フォックスフェイス)、アデニウム


有害物質:サポニン

症状:下痢や嘔吐を引き起こす

例)アイビー、アロエ、ドラセナ


有害物質:フォルボール

症状:炎症反応・下痢・嘔吐を引き起こす

例)ミルクブッシュ・ポインセチアなどのトウダイグサ科


ペットがいても安全な観葉植物10選

上記を見ると、ペットがいると観葉植物を置くのはちょっと怖いかも…と思われる方も少なくないはず。

ですが、ペットにとって危険な観葉植物ばかりではありません。

正しい知識を身に着けてぜひ、ペットを飼っている方でも観葉植物ライフを安心して楽しんで下さい。


1. サンスベリア

サンスベリアは犬や猫に対して基本的に無害とされています。

もしペットが少し葉を食べてしまったとしても、重篤な症状を引き起こす心配はほとんどありません。

とはいえ、食べすぎには注意しましょう。

まっすぐに伸びるリズミカルな模様のサンスベリアはシンプルながらも存在感があり、どんなインテリアにもマッチします。

部屋のコーナーに置くことで、すっきりとした印象を与えます。

そしてサンスベリアは乾燥に強く非常に丈夫で育てやすい観葉植物なので、忙しい飼い主にとっても最適な植物です。

さらには空気清浄効果もあるため、健康に貢献してくれる優れものです。


2.フィカス(ゴムの木)

ゴムの木の葉は、犬や猫にとって若干の刺激があることが知られていますが、一般的に致命的な危険はありません。

ただし、ペットが興味を示す可能性があるため、設置する場所には注意が必要です。

フィカスの特徴である大きな葉は、圧倒的な存在感で、明るいグリーンがインテリアを引き立ててくれます。

さらにフィカスにも空気清浄効果があり、空気中の有害物質を吸収し、家の中の空気をきれいに保つ手助けをしてくれます。

フィカスは水は控えめ、土が乾燥してきたら与えればよいので手間がかからずに育てられます。

その他、フィカスは挿し木で簡単に増やすことができるので、自分の手で育てた植物を楽しむことができるのも魅力の一つです。

成長を見守りながら、愛着が湧いてくることでしょう。


3. カラテア

カラテアはペットに対して安全です。

誤って食べてしまったとしても、特に健康被害を及ぼすことがないため、安心して楽しめます。

ユニークな葉模様が特徴のカラテアは見た目に楽しい観葉植物で、個性的なデザインは、部屋のアクセントにもなります。

カラテアは耐陰性があるため、置き場所を選ばない点も魅力です。

カラテアはの水やりは、高温多湿の環境を好むので、適度に湿った土壌を保つことが大切です。

カラテアの魅力は何と言ってもその見た目です。

見た目が全く異なる品種が非常にたくさんあるので、集めだしたら止まりません。

ぜひ、ペットのいるご家庭に取り入れてみてはいかがでしょうか。


4. パキラ

パキラも、犬や猫には無害とされています。安心して飾ることができるので、ペットのいる家庭にもぴったりです。

パキラは、特に強い成長力を持つ植物で、運気を呼ぶとも言われています。

育てやすさは抜群で、乾燥気味を好むので比較的放置していても元気に育ってくれます。

過湿にならないように気をつければ、特に手間いらずで楽しめます。

パキラは大きな葉で存在感は抜群。

さらには縁起がいいとされているので取り入れない理由が見つかりません。

部屋の中心に置いても、コーナーに置いても、センス良く収まります。

また成長も旺盛で育てる楽しみも大きいです。

時には剪定を行い、形を整えてあげると、さらに美しい姿に成長します。


5. エバーフレッシュ

エバーフレッシュは犬や猫にとって有毒な成分は含まれていないため比較的安心して育てることができます。

清涼感のある柔らかな葉は家具になじみやすく、インテリアとしても人気の高い観葉植物です。

夜になると葉を閉じる「就眠運動」も見られる面白い植物で、人間と同じような生活リズムを感じることができます。

エバーフレッシュもある程度は耐陰性がありますが、日光が不足しすぎると葉が落ちてしまいます。

適度な日光浴をさせてあげるようにしましょう。


6.ミリオンバンブー

ミリオンバンブーは、ペットにはほとんど害がありません。

誤飲の心配も少なく、安心して置くことができます。

風水では「幸運を呼ぶ」とされる植物でプレゼントとしても人気があります。

まっすぐ上に伸びるミリオンバンブーはスッキリとした印象を与え、どんなインテリアにもマッチします。

またミリオンバンブーは水だけで育つので、土を使わずに楽しむことができます。

増やす際にも水差しで増やすことができるため、手軽に家庭で楽しめます。

繁殖の楽しさを体験しながら、癒しを感じることでしょう。


7.ペペロミア

ペペロミアには葉や茎などに、有害物質が含まれていないので、犬や猫が万が一かじってしまっても安全です。

ペペロミアは丸く厚みのある葉と、品種によって多彩な模様が楽しめる人気の観葉植物です。

サイズ感も小さいものが多く、置き場所にも困りません。

恋愛運や金運をアップさせるという品種もあるというペペロミアはとても可愛らしい植物で、インテリアとしてもハンギングで楽しんだり、飾り方も様々です。

多肉質な葉をもつため、やや乾燥気味で管理するのが良いでしょう。

加湿になりすぎると根腐れを起こしてしまうので、その点を注意すれば育てやすい植物です。

お部屋に可愛らしさをプラスしたい方にはペペロミアがオススメです。


8.ガジュマル

ガジュマルには毒性のある成分は含まれていないので、犬や猫が葉を食べてしまっても比較的安全 です。

ガジュマルは運気UPにも効果が期待できる観葉植物で、太い幹が面白くインテリアとしてもちょっとしたアクセントになり、人気があります。

ガジュマルもある程度耐陰性があり、成長も旺盛なので、丈夫で育てやすい観葉植物です。

小さめの葉も可愛らしく、幸運を運ぶ植物をぜひ、リビングに飾ってみてはいかがでしょうか。

最近では一段と小さくマルっとした葉が特徴のパンダガジュマルが特に人気です。


ペットのいるお家で観葉植物を置くための安全対策

安全な植物とはいってもやはり食べ過ぎには注意が必要です。

ペットがなるべく口にすることがないよう、工夫を施すと安心でしょう。


ペットの届かない距離に観葉植物を置く

観葉植物は、ペットの届かない場所に置きましょう。

犬を室内で飼っている場合は、高い場所に置いて周囲に足場になるものがない状態にするか、ハンギングバスケットに入れて天井から吊るせば届きません。

猫の場合は高い位置に設置しても天井から吊るしても飛びかかれるので、防護柵を設置するなどの方法が効果的です。

ペットの性質にあわせ、触れない場所で観葉植物を管理しましょう。

 

ペットの栄養管理とストレス解消に配慮する

犬や猫は、胃の調子が悪いときに草を食べることがあります。

草で胃に刺激を与え、吐き出してすっきりするためです。ペットが観葉植物を食べたがるなら、胃に不快感を覚えている可能性があります。

また、運動や遊びが足りなかったり落ち着ける居場所がなかったりなど、ペットなりにストレスを感じている場合も、植物を食べようとすることがあります。

きちんと栄養管理し、ストレスが溜まらないよう生活を見直すことも誤飲防止に有効です。

 

かじることのできる植物を置く

観葉植物とは別に、猫草などの食べても問題ない植物を用意するのもよいでしょう。

猫草はえん麦や小麦、大麦などのイネ科植物の総称で、毛玉を履きやすくしたり食物繊維やビタミンを摂取しようとしたりして猫が好んで食べると言われています。

名前は「猫草」ですが、犬が食べても問題はありません。

柔らかく食べやすい猫草を用意すれば、観葉植物から気をそらせるでしょう。

ただし、与えるのは猫草の若葉だけにし、硬くなった葉は与えないようにします。食べても害はないといっても、猫草を与えすぎないようにすることも大切です。食べすぎは消化器官に負担を与え、嘔吐や下痢を招くおそれがあります。

 

観葉植物の葉が揺れないようにする

外からの風やエアコンから出る風にあたって、観葉植物の葉がゆらゆらと揺れないようにすることも大切なポイントです。

葉のゆらゆらした動きが、特に猫の狩猟本能を刺激して、飛びついて倒したり、かじったりするおそれがあります。

空気の入れ替えで窓を開けるときは、ペットを別の部屋に移動させると安心です。エアコンの風があたると葉が乾燥して植物自体にもよくないため、空調があたらない場所に移動させましょう。


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