あなたの大切な土地や建物を雑草から守りませんか?
雑草は、放置しておくとどんどん繁殖し、さまざまな問題を引き起こします。物件の見た目を悪化させるだけでなく資産価値も低下させます。また害虫や害獣が発生したり、犯罪リスクが高まったりすることも。そこで、今回は、雑草放置のリスクや、効果的な雑草対策について、造園業者の視点から解説します。
雑草放置のリスク
物件の見た目の悪化
雑草は、放置しておくとどんどん繁殖し、どんどん大きくなります。そのため、雑草が生い茂っていると、物件の見た目が悪くなってしまいます。雑草が生い茂っていると、「管理がずさん」「不衛生で見苦しい」といったマイナスの印象を与えてしまいます。また、マンションやアパートの場合、入居率にも影響をおよぼす危険性があります。
例えば、マンションの庭に雑草が生い茂っていると、住民や来訪者に「管理が行き届いていない」という印象を与えてしまいます。また、雑草が繁殖してゴミのようになっていると、不衛生な印象を与えてしまいます。
害虫・害獣被害が発生
雑草は、害虫や害獣の隠れ家となります。雑草が生い茂ると、蛾や毛虫、蜂などの害虫が住み着きやすくなります。また、害虫が集まる所にはネズミのような害獣も発生しやすくなります。
害虫や害獣は、人間に被害を与える可能性があります。例えば、蛾や毛虫は、刺されると痛みや炎症を引き起こす可能性があります。また、蜂は、刺されるとアナフィラキシーショックを起こす可能性もあります。
ネズミは、家屋に侵入して、家具をかじったり、電気配線をかじったりして、被害を与えます。また、ネズミは、病原菌を媒介する可能性もあります。
マンションや住宅において、害虫・害獣が住居内に侵入した駆除費用もさらに追加で費用がかかることになります。
犯罪リスクが高まる
雑草は、犯罪の温床になりやすいといわれています。雑草が生い茂ると、見通しが悪くなり、犯罪者が犯行をしやすくなります。
例えば、空き巣や強盗などの犯行者は、人目につかないように犯行を計画します。雑草が生い茂っていると、周囲の様子が見えにくくなり、犯行がしやすくなります。
また、雑草が生い茂った場所は、不法投棄の場所として利用されることもあります。不法投棄は、環境や景観を悪化させるだけでなく、放火や爆発などの危険性もあります。
雑草駆除の対策
除草剤
除草剤は大きく分けると、「茎葉処理剤」「土壌処理剤」「接触型」に大きく分類されます。特徴は以下に紹介致します。
茎葉処理剤
茎葉処理剤は、雑草の葉や茎に処理剤を散布することで、雑草を枯らす除草剤です。茎葉処理剤の成分は、植物の葉や茎から吸収されて、光合成を阻害することで雑草を枯らします。茎葉処理剤は、雑草が生えている時期に使用します。この除草剤のタイプはこれから植物を植える予定や樹木周りの除草に適しています。
土壌処理剤
土壌処理剤は、土壌に処理剤を散布することで、雑草の発芽を抑える除草剤です。土壌処理剤の成分は、土壌に吸収されて、雑草の根の発芽や成長を阻害することで雑草を枯らします。その為、長時間の雑草の発生を抑えることが出来ます。
接触型
除草剤に接触した部分の植物組織のみを除去します。枯れる速度は早いですが、雑草の根が残るため、多年生植物には効果が低いです。
除草剤のデメリット
近隣住民からのイメージ
除草剤は人体への悪影響を及ぼすというイメージがある為、近隣住民から悪く思われてしまう可能性があります。また、マンションの場合、事前に散布する期間等を事前に伝達しておく必要性もある場合もあります。
生命力の強い雑草が発生しやすくなる
除草剤を散布した場合、より除草しにくい草が発生しやすくなるということも考えられます。
草刈り
除草剤を散布するのに抵抗がある方は草刈りもオススメの除草駆除方法になります。
草刈りの注意点
植物の成長点を刈る
草刈りを行うにあたって「成長点」を刈るということが重要になります。成長点とは、植物の成長が始まる部位です。雑草の場合、成長点は根の部分から上部にある茎の部分にあります。成長点を刈ることで、雑草は新たな葉や茎を再生することができなくなります。そのため、雑草の成長が遅くなり、再び生えてくるまでに時間がかかるようになります。
安全に注意する
草刈り機の刃は、高速で回転しています。そのため、誤って手や足に触れると、大怪我につながる可能性があります。また、草刈り機の刃の回転により、小石が飛散することもあります。小石が通行人や窓ガラスに当たると、怪我やトラブルにつながる可能性があります。草刈り機を使用する際は周囲の確認を行いながら、作業する必要があります。
体力的にハード
草刈りは、長時間同じ姿勢で作業を行う必要があります。また、草刈り機を操作する際には、腕や腰に負担がかかります。そのため、草刈りは体力的にハードになる可能性があります。草刈りを行った後は、雑草の処分にも時間がかかります。また、草刈りを行う時期は暑い時期にもなりますので、熱中症対策にも必要になります。
まとめ
雑草放置は、物件の見た目の悪化や害虫・害獣被害の発生、犯罪リスクの高まりなどのリスクを招きます。雑草駆除には、除草剤や草刈りなどの方法がありますが、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、適切な方法を選ぶことが大切です。
除草剤は、即効性がありますが、近隣住民からのイメージが悪くなる、生命力の強い雑草が発生しやすくなるなどのデメリットがあります。草刈りは、手作業によるものと機械によるものがあり、体力的にハードな作業です。
雑草駆除は、定期的に行うことが大切です。春先と秋口は、雑草が生えやすい時期ですので、この時期に雑草駆除を行うことをおすすめします。
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