まるで一枚の絵画 雪舟庭

室町時代中頃に画聖雪舟に命じて築庭したといわれる常栄寺にある日本庭園


庭の中央には心字池があり、本堂と心字池の間は芝生の枯山水となっています。池泉には鶴島、亀島、舟石を配し、北には枯滝もある池泉回遊式の庭園で観る方向から色々な表情を見ることができます。


本堂の南側にある南溟庭(なんめいてい)は重森三玲氏の作庭です。

テーマは雪舟が入明し、帰国するまでに往復した海をイメージしたとされています。石はX字状に配置し有機的な繋がりを持たせた一方、苔(こけ)による築山は方丈側を高くし、端部は洲浜形にして動きを持たせているそうです。