植木屋がオススメする剪定の時期とやり方

お庭や施設周辺の植木が伸びすぎて困っている方は多いのではないでしょうか。

樹木を植えた場合適切な剪定が必要です。

樹木の剪定をしないと景観が悪くなったり、日光が当たりにくくなったり、といったことが起こり得ます。

その他、周辺地域にまでなんらかの影響を及ぼてしまうことも。


そこでなんとか自分で剪定をやってみようと思うかもしれません。

ですが剪定っていつ行えばいいのか、どんな風にやればいいのか、なかなか素人さんでは難しいですよね。


そこで素人さんでも簡単に行える剪定についてその時期と方法をご紹介します。


剪定とは単に樹木の枝を切ることではない

剪定とは、植栽目的に沿ってその樹木の特性を考慮しながら樹形を整えていくことです。

ですので、単に枝を短く切っていけばいいということではありません。

剪定には見た目をよくするだけでなく、綺麗な花を咲かせるなどといった目的もあるのです。

次の章で剪定の目的についてお話します。


剪定の目的は美観上・実用上・生理上

剪定の目的は大きく分けて以下の3つが挙げられます。


1つ目は外観をととのえる美観上のもの。

2つ目は樹木の実や花が立派に育つようにする実用上のもの。

3つ目は風通しや日当たりなどの生理上のもの。

これらをもう少し細かくみていきましょう。


①美観上の目的

樹木そのものの美観を保持するために剪定を行います。

この剪定には樹木がもつ円錐形・杯形・枝垂れ形などの美的特性が生かされます。

また周辺環境との調和を図るための剪定も美観上から行われますが、こちらの剪定では周囲とのバランスを重視します。


②実用上の目的

果樹や花木と剪定の場合、立派な果実がなるように、綺麗な花が咲くように。

また公園などの公共施設の樹木の剪定では、防火・防風・目隠しなどの目的に沿った剪定を行います。


③生理上の目的

通気性や日当たりをよくしたり、害虫が発生するのを防ぐために剪定を行います。

その他、花付きを良くしたり、新しい枝を発生させ若返らせたりし、樹木が健全に育つように剪定を行います。


上記の通り剪定を行う目的は様々ですが、どれも重要な役割があります。


剪定を行う目的が分かったら、次はいつ行うのか。

次項で解説します。


剪定を行う時期は"夏"と"冬"の年に2回

剪定は樹種によって適切な時期は多少異なってきますが、大きく分けると夏と冬の年に2回行われるのが一般的です。

夏と冬では剪定の目的が異なり、適切な時期に剪定を行うことで花芽の分化が促進されたり、樹木の生育をよくすることができます。


夏季剪定 4・5・6月

夏と言っても剪定をおこなう時期は本格的に暑くなる前の4・5・6月頃が一般的です。

夏の剪定では、伸び茂った枝や葉をカットし、樹形を整えるのと同時に通気性や日当たりを良くしていきます。

また枝を短くすることで強風で木が折れるのを避けたり、害虫の発生を予防することができます。

このように夏の剪定は周辺環境にとっても非常に重要な役割があると言えます。


冬季剪定 冬から春先にかけて

冬の剪定の多くは10〜2月に行われますが春先に行われる場合もあります。

樹木の種類によっても異なりますが主に新芽が出る前に行うのが一般的です。

この時期の樹木は休眠中であり、植物が本格的に活動し始める春に備えて行われます。

剪定の方法としては余分な枝や葉を落とし、成長に必要なエネルギーを蓄えられるように枝や葉を整えていきます。

そうすることで春から夏にけけて樹木は健康に成長することができるのです。

冬の剪定は樹木を健全に育てる上では必要不可欠と言えます。


”真夏”は剪定を避けた方がよい

剪定には適期があるように、あまり適さない時期もあります。

樹木の剪定を避けた方がいい季節は、庭木がもっとも成長する真夏です。

成長真っ盛りに枝や葉を切り落としてしまうと、樹木は切り落とされた分さらに成長を加速させ、養分をどんどん消費ます。

その結果、樹木が枯れたり弱ったりしてしまうことがあります。


時期で異なる剪定のやり方

樹木の成長に合わせてそれぞれの時期では剪定のやり方が異なります。

それぞれの季節の目的にあったやり方を適切に行うことで樹木を健全に育てることができます。


夏の剪定は”軽剪定”

夏に行う剪定は“軽剪定“と呼ばれ、主に樹形を綺麗に保ちつつ、風通しや日当たりを良くするため行われます。

軽剪定は不要な細かい枝や葉を整えていくので樹木への負担は比較的少なくなっており、季節に関わらず枝や葉の伸びが気になった時にいつでも行うことがだ可能です。

その手法は主に切り詰めや枝透かしといった方法で、枝葉の量を減らしていきます。


切り詰め:長さを短くする方法で大きく伸びすぎた樹形を縮めたり、わざと太い徒長枝を出させて花つきをよくします。

やり方としては、枝元で切らずに外を向いている翌年の芽の上部で切除します。

そうすることで、枝の先枯れを防ぐことができます。


枝透かし:枝透かし剪定は間引く度合いによって、大・中・小とありますが、夏に行う剪定では成長によって多くなった枝数を少なくする小透かし剪定を行います。

樹冠外周部の細い枝の本年枝と前年枝を中心に、混み合った枝や葉を木鋏で間引いて整えていきます。

わかりにくい場合は木鋏で切れる程度の太さの枝を中心に間引くと良いでしょう。


冬の剪定は”基本剪定”

冬に行う基本剪定は、樹木の成長を促すために行うものであり、大きな剪定になります。

基本剪定のやり方に切り戻し(切り返し)、枝透かしなどの選定方法があります。


切り戻し(切り返し):樹形は保ったまま樹冠をひとまわり小さくしたり、樹形を作り直したりする剪定方法で、枝の途中で切っていきます。

枝透かし(間引き剪定):樹形を維持したまま混み合っていて不要な茎を完全に切り取ってしまう方法です。

例えば、内側に向かって生えていたり、下向きや真上に伸びていたりするような細い枝を付け根から切ってしまします。

これをすることで株元から新芽が伸びるようになります。


剪定の順序

上記のように剪定の方法はたくさんありますが、どれも基本は以下の3段階の手順で行っていきます。


①上から下に

②太い枝から細い枝

③最後に左右のバランスを整える


剪定を行う際は上から下に向かって切っていくと、バランスがとりやすく樹木を自然な形に造り上げることができます。

そして、枝を切る際は幹側の太い枝から、そのあと細い枝を切りましょう。

樹木は日の当たり具合などによって左右の茂り具合が異なります。なので目標とする樹形を考えながら、左右のバランスを均一に整えれば完成です。


樹木を健全に保つために剪定はプロに任せるのもOK

剪定を行うことは景観をよくするだけでなく、樹木自体の生育をよくしたり健康を維持するために必要不可欠であり、また我々人間にとっても暴風などの自然災害による被害を軽減してくれる重要な手立てであることがわかります。


時期によっても必要な剪定は異なるため、ご自身で簡単に行える部分は積極的に行なっていくのが良いでしょう。


しかし、基本選定などの大きな剪定を行う際は、高さだけでなく使用する道具も刃渡りの大きいものになり、危険が伴います。


少しでも不安に思われる際には造園会社などの剪定のプロにお任せするのが良いでしょう。

特に3m以上の高さのある樹木の剪定をお考えの場合は無理はをせずに、業者に依頼することをおすすめします。


満湧園では、資格を持ったプロが剪定を行います。

樹木の剪定だけでなく、大変な草刈りなどもまとめておまかせいただけます。

少しでも興味がある方は、まずは弊社までお電話ください。