重森三玲庭園美術館


京都左京区にある重森三玲の自邸だった建物内の書院と枯山水庭園、茶室を公開している「重森三玲庭園美術館」です。

重森三玲とは昭和を代表する作庭家で、枯山水庭園の代表的作庭師です。代表作としては、京都の東福寺方丈庭園、光明院庭園、大徳寺山内瑞峯院庭園、松尾大社庭園などたくさんありますので色々回ってそのセンスに触れてみると面白いかと思います。


さて、こちら美術館の庭の特徴ですが、苔とふんだんに用いられた阿波の青石によって大海と蓬莱島を含む島々が表現されています。

また、常緑樹中心の庭であるため季節を通して見た目は変わらないので、冬でも落葉してちょっと物足りないという事はないです。それを意図した庭なのかと思います。



入り口から見える苔の島の上に豪快にそそり立つ阿波の青石がすごくかっこいい。入る前から全貌が凄く気になる庭。


三尊石組の奥に仙人が住む蓬莱島等々を表現した石組みと元からあった礼拝石


州浜模様にあしらった敷石

桂離宮を彷彿とさせる市松模様を波模様で縁取った襖絵