曼殊院門跡とキリシマツツジ

曼殊院は桂離宮の創始者桂離宮を造営した八条宮智仁親王の第二皇子、 良尚法親王によって現在の寺観が整えられました。


ちなみに、父の意思を継ぎ、桂離宮を完成に導いたのは兄の智忠親王でした。


そのためか桂離宮と同様 の数寄屋風書院造の建造物が残り、「小さな桂離宮」と称されています。


また、曼殊院門跡の北にある修学院離宮を造営した後水尾上皇は良尚法親王の従兄弟にあたります。


なんだかこの世代の天皇家の人々は庭に対して並々ならぬ思いがあるみたいですね。


お庭は白砂敷の上に大小三つの中島が築かれている枯山水庭園です。


新緑とキリシマツツジが大変綺麗でした。

書院を屋形船とみたてそこから見える深山と海洋を表現した庭園とされているみたいです。

見事な五葉松が植えられている鶴島

写真手前に亀島

参道にも色彩豊かなツツジが咲いておりました。