観葉植物 ゴムの木の育て方


ゴムの木の特徴

ゴムの木はフィカスとも呼ばれ、その品種はなんと約800種類。

一般的にゴムの木はツヤのある分厚い葉が特徴で、葉色や形、サイズ感もさまざまなものがあります。

そしてゴムの木の葉や枝、幹に傷をつけると白い粘液が出るのも大きな特徴で、昔これが生ゴムとして使用されていたようです。


またゴムの木は他植物に比べて乾燥に強く育てやすいという特徴もあり、インテリアグリーンとして非常に人気があります。


大きくなると存在感があり、シンボルツリーとしてよく使用されています。


特に人気があるものに以下の品種があります。

ウンベラータ:黄緑色のハート形の大きな葉が特徴

アルテシーマ:斑入りの楕円形の葉が特徴

ベンガレンシス:光沢感のある濃い目のグリーンの葉が特徴

ショウナンゴムの木:細長い清涼感のある葉が特徴

フランスゴムの木:艶のある濃い緑の美しい葉が特徴

バーガンディ:赤い新芽と黒い葉が特徴

リラータ・バンビーノ:光沢のある波打つグリーンの葉が特徴


熱帯地方育ちのゴムの木は見た目にも南国感があり、ショップや商業施設、リゾートホテルでもよく飾られています。


ゴムの木の花言葉

「永遠の幸せ」

「永久の幸せ」

これはゴムの木が強い生命力を持つ木であることが所以です。

そして、「幸せ」はゴムの木の丸い葉が調和や安らぎの象徴とされているようです。


上記のことからゴムの木は「永遠の幸せ」を呼び込む植物としてよく知られ、結婚のお祝いや新築祝い、開業祝いなどの贈り物として人気があります。


ゴムの木の風水

風水上ではゴムの木は「家相の改善」「金運」「恋愛運」に良いとされています。

ゴムの木が持つ「陽の気」が家人を明るい方向へ導いてくれるそうです。

ゴムの木の丸い葉には、安らぎを与える効果もあるのだとか。

特に北東や西側に置くといいと言われているので、気になる方はぜひ一度試されてみてはいかがでしょう。


ゴムの木の特性


【日当たり】

熱帯地域原産なので日光をよく好みますが、耐陰性にも優れる観葉植物です。

1年中屋内に飾ることも可能なので育てやすく初心者の方にもオススメです。

屋内で育てる場合には、生育期間である4~10月までの間はよく日光に当たる場所においてあげるのが良いでしょう。

急に戸外に出してて直射日光に当ててしまうと葉焼けを起こす場合があるので、少しづつ慣らしながら日に当てる方が良いです。

特に白色の斑入りのものは葉焼けを起こしやすいので気をつけましょう。

あわせて斑入りの品種は耐陰性がないことも注意しましょう。


ゴムの木は霜が降りるような地域でなければ屋外で越冬することも可能ですが、基本的には寒くなってきたら屋内に入れて暖かい場所で管理する方が元気に育ちます。


【水やり】

ゴムの木は水を好むので春夏の生育期には、鉢土の表面が乾いたら鉢底から流れるくらいにたっぷり水を与えてください。

ただし、ゴムの木に水やり後には、受け皿に溜まった水は小まめに捨てましょう。

秋になり、気温が下がり始めたら土の渇き具合を見ながら、徐々に水やりを控えます。


冬は鉢土の表面が乾いてから2~3日後に水を与えます。

また冬は空気が乾燥するので、水やりと一緒に葉水も与える元気な葉を維持しやすいです。

また葉水は害虫対策にもなり、葉にツヤが出るのでオススメです。


【冬越し】

冬は最低でも10℃以上が理想です。

さらに冬の窓際は屋外と変わらないくらいによく冷え込みます。窓から離して管理してください。

また、暖房の風が直接当たることによっても葉の乾燥が進み、傷む原因になってしまうので暖房の当たらない窓から離れた明るい場所で管理しましょう。

乾燥している場合には葉水も効果的です。

ただし、冬に葉水を行う際は室温を十分に上げてから行うようにしましょう。


【施肥】

生育期間である4~10月の間のみ肥料を与えます。

植え替えの際に緩効性肥料を土に混ぜ込んでおくだけで十分です。土に肥料を混ぜ込んでいない場合は2か月に1度、置き肥を置く、もしくは薄めた液肥を2週間に1度のペースで与えます。

冬は休眠期なので、肥料は与えません。


ベンジャミン・スターライトのように斑入りが美しい品種は、肥料を与えすぎると緑葉に戻る先祖がえりが生じる場合があるので気を付けましょう。


【剪定】

5~10月に傷んだり茂りすぎたりした枝葉の剪定を行いバランスを整えます。

枝葉が出ている場所であれば、どこから切っても問題ありません。切り口の下から新しい枝を出すので、理想の株姿をイメージして剪定すると良いでしょう。


剪定の際は、枝葉を切ると出てくる白い樹液に触らないようにしてください。

かぶれる場合があるため、剪定するときは手袋やエプロンをするのが望ましいです。

もし触ってしまった場合は、流水で丁寧に洗い流してください。


【繁殖】

6~9月までにさし木かとり木で増やすことができます。

また、小株があれば株分けも可能です。


挿し木をする場合は新芽がある部分を剪定し使用します。

切り取った枝の新芽以外の葉は1〜2枚残し、他の葉は切り落とし、残した1〜2枚の葉は半分に切ります。

これは蒸散と言って葉から水分が出ていくことを防ぎ、株を乾燥させないようにする効果があります。

これを土に植え、鉢土が乾燥しないように水を与え、明るい日陰で管理すると約1か月ほどで新芽が出てきます。


とり木は、枝節のすぐ下に環状の切れ込みを入れ、皮を1周剥ぎ、その部分に水苔を巻きます。

湿らせた水苔が乾燥しないように、上からビニールなどで包みます。


その後1か月ほどすると、枝節の部分から根が出てくるので、根を切らないように切り取り、そのまま土に植えれば完了です。


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ゴムの木は品種が非常に豊富なので自分のお部屋のイメージや好みに合ったものをインテリアグリーンとして選ぶことができ、また丈夫で育てやすいことから人気が高い観葉植物です。

濃いグリーンの葉は南国の雰囲気たけてなく、シックでモダンな雰囲気にもよく合うので、ホテルやオフィスなどにもよくマッチします。

また、花言葉や風水から贈り物やギフトとしても喜ばれるでしょう。

ぜひ、お部屋のインテリアやプレゼントにゴムのかはいかがでしょうか。


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